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はじめてのアーユルヴェーダ -キホン編-

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体の3つのエネルギー(トリドーシャ)と心の3つの性質(トリグナ)、その密接な関係性

体の3つのエネルギー(トリドーシャ)と、心の3つの性質(トリグナ)とは、密接に関係しています。
ドーシャは「同じ性質のものが同じ性質のものを増やす」という法則で変化します。
たとえば、ラジャスとは、動性ですので、ラジャスが増加すると、活動的になりすぎたり、怒りやイライラなどが出てきます。これは、動性を持つトリドーシャ、ヴァータとピッタを増加させます。一方、タマスは安定性や惰性ですので、タマスが増加すると、怠惰となり精神活動が沈滞します。
肉体的には動かない性質をもつカパを増加させることになります。このようにラジャスとタマスは、トリドーシャに直結して即座に影響を与えているのです。ラジャスとタマスとは、メンタル・ドーシャとも呼ばれ、増大することは心身の健康を害することにつながります。

一方、残りの一つのトリグナ、サットヴァは純粋性を持っています。ですからドーシャ(不純なものの意)には含まれません。そしてサットヴァは、増大することで、トリドーシャのバランスをよくさせるように働きます。また、精神的には、愛情や優しさ、正しい知性などをもたらします。こうしてサットヴァは健康の基礎になるのです。
このような心と体の関係が発生する理屈は、トリドーシャの内にトリグナが含まれていると考えると理解しやすくなります。アーユルヴェーダでは、体は上位に心が位置していると考えますので、このようなたとえが、正当だといえます。

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