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はじめてのアーユルヴェーダ -キホン編-

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自分の『体と心の法則』を知る

私たちは何を考えることなく、朝のコーヒーを飲み、おやつの休息をとっています。
また、自分の体が朝と夕とで同じものとして考えたり行動したりしています。

実は、医学が進歩すればするほど、自分たちの体や心が、一日あるいは一年の間で常に変動しており、その変動は一定の法則に基づいてリズムをなしていることがわかってきました。

たとえば、肉体面では体温一つをとっても、朝と夕の体温は、朝や早朝で低く、午後から夕方になって高くなってきます。体温が同じ37度であっても、朝の37度と夕方の37度では、夕方の37度は正常ですが、朝の37度は病的な意味を持っています。血圧も一日の間で体温と似た変動を示し、朝には低く、午後から夕方になると高くなります。

肉体的な変化ばかりでなく、精神的な情緒の変動も、一日さらには一年の単位で一定の変動をしています。短期記憶といって、物事を覚え込む能力は午前中に最もよいですが、記憶を思い起こす長期記憶は午後の方が良くなります。
思考力は午前中の遅くに高くなり、午後の早い時間に落ち込みます。推理力は、午後遅くから夕方にかけて落ちてきます。五感の感度は午後遅くから夕方の早い時期に鋭くなります。また、時間感覚は、体温が低い時(早朝や晩遅く)には早いですが、体温が高い時(午後から夕方)には遅くなる、つまりなかなか時間が経った感じがしないといわれています。

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